8月15日を前に。

2017年08月15日

今日は8月15日、終戦の日ですね。
お盆ということもありこの時期はできるだけ
実家のある上田に帰るのですが、
もう1カ所、この時期にこそ足を運びたくなる場所が。
8月15日を前に。
上田市古安曽の戦没画学生慰霊美術館「無言館」です。
昨日、行ってきました。
お盆期間中は「千本の絵筆の祈り」という行事があり、
戦火の下で命を落とした画学生たちに
追悼の思いを捧げることができます。
私も絵筆をお供えしてきました。

そんな無言館には8年前にオープンした第2展示館
「傷ついた画布のドーム」があります。
その第2展示館には今回初めてお邪魔してきました。
8月15日を前に。
ドーム状になった館内の天井には、戦没画学生たちの作品が
びっしりと貼られています。
魂が込められた作品たちを見上げると、
ヨーロッパの大聖堂のような荘厳な雰囲気とともに
何ともいえない切なさ、悲しさが迫ってきます。
視線と同じ高さに飾られている作品たちとは
また違った形で、私たちに訴えかけてくるようです。

そしてその第2展示館の庭にはこんなものが。開かないポスト。
8月15日を前に。
8月15日を前に。
このポストに寄せられた祈りのメッセージが、
平和につながりますように。



その後は、一昨年亡くなった祖母のもとへ。
叔父夫婦・従兄夫婦とその息子たち、みんな揃っていました。
元気そうで何よりです!
盆棚で柔和な微笑みをたたえる祖母。
都会育ちの職業婦人だった彼女は、
終戦の直前に夫の実家である上田に引っ越してきましたが、
すぐに終戦を迎えてしまい、慣れない農業に勤しむことに。
「損した~(東京にいたかった)」とよくぼやいていたそうです(笑)。
戦争がなかったら、彼女の人生も
また違ったものになっていたのかもしれませんね。


あ、とっても長くなっちゃいました!
夜のお出かけのことも書きたかったのに。そちらはまた改めて^^。



Posted by高寺直美 at 09:06
< 2025年04月 >
S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
過去記事
カテゴリ
QRコード
QRCODE
インフォメーション
長野県・信州ブログコミュニティサイトナガブロ
ログイン

ホームページ制作 長野市 松本市-Web8

読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 24人
プロフィール
高寺直美