読書と芸術。
台風が接近していた昨夜、やっと読了しました。
今年1月の直木賞受賞作「蜜蜂と遠雷」を。
随分前に半分ほど読んでそのままになっていたのですが、
昨日はもう一気に、最後まで駆け抜けました。
国際的なピアノコンクールに集う人々の物語。
作品中にはたくさんのクラシック曲が登場するのですが、
読みながらそのほとんどが、私の頭の中で同時に鳴らない…。
(↑ 知らない or 作品名と曲が結びついていない)
実家にあったたくさんのクラシックのレコード、
もっとちゃんと聴いておけば良かったと心から後悔しました。
でも、音楽の深みや味わいを表現する言葉の
素晴らしさを堪能できたのもまた事実。
読書しながら芸術も欲張りに楽しめる1冊です。
あー、コンテスタントたちの演奏曲をまとめたCD、
買っちゃおうかな。。。
でも、本当に聴きたいのはみんなの「春と修羅」。
この曲は、読者ひとりひとりの心の中にしかないけれど。
それもまた、素敵。