4年目の春。

高寺直美

2015年03月11日 07:06

雹のような雪が降った松本城で、昨日撮影した梅の花。
今にも咲きそうなつぼみもあちこちに。
凍えるような寒さの中でも、春の訪れを感じ取って
健気に咲く花にパワーをもらいます。

そして昨日はお休みだったので、
最近行っていなかったお店に何軒かお邪魔して。
慣れ親しんだ味、変わらない店員さんの笑顔。
『いつも通りの当たり前』がそこにあって、何だかほっとしました。

家族がいて、仕事があって、家がある・・・
そんな当たり前を全て奪った東日本大震災。
時間の経過と共に前向きな歩みが感じられるものもあれば、
震災直後とは違う問題も発生し、
さらに深刻さを増しているものもあると聞きます。
そして大切な人やふるさとを失った悲しみは
そう簡単に癒えるものではありません。
震災前のいつも通りを取り戻すのは難しくても、
少しでも心安らげる時間や場所をと願う、
4年目の3月11日です。

そういえば先日、こんなお菓子を買いました。

購入金額の一部が震災により就学が困難になった
学生たちへの給付型奨学金に使われるのだそうです。
ちょうど卒業、受験、進学のシーズン。
本当にささやかですが、被災地の若者の夢のために
役立ちますように。